一日一生

一日一生 間違った覚悟

何かをするには、「覚悟」が必要だと言うことを聞いたことがあると思いますが、「覚悟」が間違うとある意味凄く苦労しますので、自分の経験として話しています。

 

成功した人の覚悟ってその人だけのもの

「覚悟」をすれば何でも成功してしまうのかと言えば、そんな事は全く持ってありません。何かを覚悟して始めたのなら、次に待っているのは、その覚悟が本物かどうかを試される時間です。というか期間が待っていると思います。

その時間や期間は人によっては相当長いことの方が多く、ものすごく辛いです。
私の場合、それが20年ぐらい続いたと言って間違いないと思います。

私は商売をしていますから、商人的考えになっていますので、お勤めの方とは少し違うと思いますが、サラリーマン生活から自営を選んで生きてきたので、このようなことが言えると思います。

わたしのまちがった「覚悟」は、普通に「家族を守るためにこの店を作った」と言う想いに尽きると思います。

いかにもいい言葉ですが、「家族を守るために独立をするのなら、やめた方がいい」

しっかりお勤めをして、安定した給与をもらって、無駄をなくし、少しずつでも貯蓄をしていった方が、良いと思いますからね。元気でまじめに働きさえすれば、まァ何とかなると思います。

ところが少し色気が出ますと、そのような言葉より、違った言葉に胸をときめかせます。

胸はときめいてもいいのですが、ここで大事なのは「覚悟」です。それも正当な覚悟です。

まず、どんな仕事でも、店や会社を立ち上げれば、つぶれていく方向にまっしぐらに突き進みますから、その不安から365日逃れられないと言う、かなりきつい恐怖と闘わないといけません。
これに慣れるのは、3年ぐらいは休みなしで仕事をする事だと思います。

私はこの事に気がついたのは、店を持って15年目ぐらいです。気がついてから安定感が増して3年ほどそれを続けていたら、本当に安定してきました。

もっと早く気がついていれば、違った世界もあったと思いますが、私の場合必要な経験だったと今は思います。

とにかく、3年ぐらい休みなしで、家族の事もそっちのけで、やる!そのような覚悟ができなければ、おそらく独立しても苦労が続くと思います。

良くのんびりやっていきますなんて言いますが、財産や預貯金が1億ぐらいあれば、言ってもいいでしょうが、私の場合「無一文」から始めた人間なので、このようなことを言っています。

もっといえば、何かをしようと思えば、まずは資金を貯めて、そこから事を起こした方が失敗が少なくて良いのかもしれません。

何事も9割は段取りですから、辛抱する時期が長ければ長いほど、事を始めた時は余裕がある場合もありますからね。

お店をするということ自体は、「人に役に立っていない」とつぶれていきますから、お人よしでは決して長くは出来ないのです。非常に矛盾していますが、役に立つということは、「稼がないと出来ません」

私が、間違った覚悟と言ったのは、

日常を食べていくだけの思いで、商売をしても決して楽しくないですよ・・・
と言いたいのです。

それでもいいと言う人は、多分私の言葉などに耳は貸さないでしょうから、全然構いません。

自営業と言うのは、守られているようで、守られていませんから、その家族も一緒になります。

だからこそ、普通の考え方しかできない人は、楽しい人生をなかなか送れないのだと思います。

なぜなら、お金と言う部分では、息を吸っていてもあれやこれや出ていくものですから、お客様が来なくても、出ていくお金は減らないのですから。

むしろ今の時代は色々節約しても、出ていくものは増えていくのが世の常でもあります。

世の中に出回っている、美しい言葉に流されることなく、自分の力を信じて、まずは3年・・・1000日ほど何かに打ち込んでみると・・・

必ずや顔が変わっていきます。

 

それは、商売に限らず、なんのことにも共通する考え方のように思っています。

顔が変わると言うことは、良くも悪くも、心構えが変わってしまうから、面に出てくるのですね。

私は、努力と言う言葉が昔から嫌いな人間ですが、努力が努力でなくなる瞬間があります。

それは、夢中になっている時です。

経験上、必死で何かに取り組んでいる時は、努力などしていません!必要に迫られて否応なしにやっている事もあります。でもそれを続けていると、コツを掴んでどんどん面白くなって行きます。

最初は努力しようと思っていても、そういうのは私の場合長続きなどしたことがないので、やるからには夢中になる事でしか結果を出せていません。

器用な人ほど、いろいろな事が出来そうですが、そのような人は稀だと思います。やはり一点集中の方が夢中になりやすいと思うのは私だけでしょうか?

さっきの顔が変わってくるに付け加えますが、

歳を取っても年齢を感じさせない人が、これからはたくさん出てくると、美容師をしていて感じています。

どんどん人は若返っていく時代がやってきているのかなと思います。一日一日の生き方って、薄紙を一枚一枚重ねるようなことなので最初は効果があまり感じられませんが、続けていきますと、凄い厚さとなって表面に現れてきます。

歳を取っての、若さって、生き方そのものなのかもしれませんね!

関連記事

  1. 人として

    恥ずかしいと思ったこと

    こんな本を読んでみたんです。理由は、「さよならの意味」を知って…

  2. 人として

    悪魔のなさけとお釈迦様の言葉

    古代神話にこんな話があります。その昔、ある悪魔がある街に現れて…

  3. 一日一生

    斎藤一人さん 「弟子入りおめでとう」

    私が100回以上聞き続けてきたテープの紹介です。当時は「一人塾…

  4. 人として

    泥と砂を掴みながら生きる

    夏になると思いだす事があります。それは・・・海の怖さ……

  5. 一日一生

    斎藤一人さん 「覚悟の話」

    私が100回以上聞き続けてきたテープの紹介です。当時は「一人塾…

  6. 日常

    魔除けの車

    日頃は車の運転をほとんどしない私が、車を運転しますとですね、いろんな事…

唄う美容師LINE@

電子トリートメントで綺麗にLINE@


電子のチカラ"で髪も肌も時短でうるおう

友だち追加




電子書籍化したノウハウ

嘘がつけない美容師が書いた本

美髪

あなたに似合う髪型探し

オリジナルCD プラットホーム

4曲入り ¥1500 視聴はこちら

電子書籍自伝記

ダルマ其の1

ダルマ其の2

ダルマ其の3

ダルマ其の4

 

元気

  1. 一日一生

    斎藤一人さん 「覚悟の話」
  2. 秘策髪の手入れメール バックナンバー

    保護中: 髪の毛手入れ”秘策無料メールセミナー5
  3. 人として

    12月6日「死とは真剣の代語である」坂村真民 一日一言
  4. 坂村真民一日一言

    4月6日「何かをしよう」坂村真民 一日一言
  5. 人として

    神様を身近にという話
PAGE TOP