昨日の事です。以前から知り合いの女性がカットにやってきました。これから話すことは信じなくていいですからね。
この女性は、かたやまの音楽ライブなどには来てくれたことがありますが、髪の毛を切るのは初めてでした。
長く伸びている髪を短くしたくなったようで、突然連絡が入ってきて、空いている時間を知らせ来店してもらいました。
カットを始めると、その方が「あれ?おじいちゃんが見える」なんて突然言いはじめたのです。まあこの様な人とは以前も出会った事があるので、「そうなんですね」と笑い飛ばしていると、「よく似てますよ」とか言ってくるので、自分のじいちゃんだと思いました。
実際あったことはないですが、散髪屋をしていたのは、ばあちゃんから聞いていましたし、当時は県内で散髪技術の師範をしていたとか、いろいろなエピソードも子供のころ聞かされていましたから、酒飲みでだらしなく、破天荒なじいちゃんだったんやと思っていました。
じいちゃんの娘に当たるおばちゃんにも、いろいろ聞かされていましたから、それなりに会ってもいないのに、じいちゃん像は出来上ってはいました。
俺が生まれる20年も前にあの世に行っていますから、とにかく勝手な妄想です。そんなじいちゃんが、「こうさんの後ろにいる」というのです。
まァこの手の話は信じる人と、信じない人にわかれますから、別にどうでもいい事なのです。因みにかたやまは信じている方です。
「守護霊」がじいちゃんだとその女性は言うのです。
そして、凄く喜んでいると・・・
「マジかい」・・・
「俺の血を引く奴」としていつも応援していると・・・
じいちゃんについていろいろな話をして帰ったのですが、まァとにかく長い間俺を護ってくれてる事は、わかりました。
あの時もきっとじいちゃんのチカラなのかもとか、刈り上げの技術を誰にも教わることなく出来たのも、自分の力不足を嫌と感じて美容室をやって来た時も、仕事だけはなぜか面白かったのも、きっとじいちゃんの目に見えない支えがあったからだと感じたのでした。
自分が3代目美容師と言っているのも、実際じいちゃんの存在を知っていたからなのですが、今思うとそれも喜んでいたのかと・・・
次女も美容師になっていますが、「血の濃さはどうしても現れるから、面白い美容師になる」と思っています。
美容師の面白さは、技術の追求だけではないですから、DNAは引き継がれていきますから、「人に対するサービス精神」などにも出てきますし、教えられて身につくものと違うもので、「瞬間サービス」的なことや、洞察力などを、持って生まれてくると思います。
次女にはそれが、幼いころからありましたから、美容師に向いてるかもと思い、そのような言葉をかけたことがあります。
そんな思いも、おそらくじいちゃんが傍で見ていたからひらめきとして出てきたのだと思います。
明日は、墓参りしようと思います。
実は、じいちゃんだけを思って墓参りなどしたことは一度もない俺ですが 、こんなこと言われるとね・・・
「俺の血を引く奴」としていつも応援していると・・・
墓に来いと言われている気がしましたね!