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かあちゃんの想いを感じる俺

最近辛いニュースがまたあった。

公園で産み落とした乳児を近くの側溝に捨てたと・・・

それも、裸のまま!

なんとも辛いニュースだった。

どんな気持ちで産み落とし、どんな気持ちで冷たい水の中に置き去りにしたのか・・・

産まれてくる子供は、親を選んでくると信じている俺には、自分が生み捨てられることも知って、その親を選んできたのかと思ったりする。

もしそうなのなら、相当に強い意志を持った子供だと感じるけど、世間ではそんなことは許されるわけがないから、生み捨てた母親は一生その行動に心を痛めて生きていかないといけない。

忘れようとしても決して忘れられることではないし、犬畜生以下な行動だと言われても仕方がない。

仏教用語で六道輪廻という世界があるが、簡単に言うと

「六道」は、6種類に分けられた苦しみの世界のことで、天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道があると言われてます。

「輪廻」は死後に行く世界と考えられがちですが、仏教では「心の状態」のことを指すと言われてますね。

だから、 犬畜生以下な行動 とは、 餓鬼道、地獄道 の世界に落ちると仏教の世界では言ってきたのでしょう。

その昔、ばあちゃんから、「あんた悪いことしたらいけんよ。お天道様はいつも見てるからね」と言われ続けてきた俺は、大人になってなるほどなということは、改めてよくわかってきたたいぷです。

心の苦しみから立ち直るのは、自分の気づきから始まって、人の助けも必要になるから、早く穏やかな心持になるとを願いますね。

さて、俺は母親から叱られた記憶がなく、結構甘やかされていのかもしれません。高校を不登校になったときも、一切責めるようなこともなかったし、とにかく自主性を大切にしてくれていたなと、今ではわかる。

歳をとってからは、いつも俺を見る目は笑っていましたし、何ら息子に期待することもなく自分の人生を楽しんでいたように思える。

親父との離婚も経験しながら、自分の人生を生き切ったと今は思えますが、それは今だからこそ母親の人生を直視できるけど、やはり生前の母親への思いは、時々ぶれていました。しかし、根が強気な女性だったので、弱いところを見せたくなかったのだと、晩年になって感じ取れた。

しかし、母として子供を思う気持ちは、ずっとあったはずで、それが俺を見るときにいつもニコニコしていたのだと思う。

今となっては、その笑顔も見れないが、夢枕に立つこともないので、あっちの世界で、かぁちゃんは楽しくカラオケを歌っていると思えてならない。

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