職人・・・聞こえが凄くいいと思います。
でも・・・美容師の技術ってどこまで求められるのか?
時々ふっと思います。
しがみつくと廃れるなって
でもこの業界、以外にも捨てられない技術などがあると思われていますから、どうしても、何年も同じ事を繰り返してしまったりするんです。
世の常で、進化しないと・・・
廃れていくですが、そこに気がつかないでも。結構お店が続いていてtりしていたんですが、最近は相当厳しくなったと思います。
ある美容師さんのブログにこのようなことが書かれておりました。
【リンク】インタビュー・キュービーネット株式会社 代表取締役社長 北野泰男さん
http://r-bmr.net/interview/top_interview_hair/qb/
より抜粋(太字)”北野 QBが大切にしているのは「お客さまのために」ではなく「お客さまの立場で」という考え方です。
「お客さまのために」と考えると、どんどんサービスを足し算していく方向に意識がいきますが、私たちは「常にお客さまの立場で」という考え方を心掛けています。お客さまの立場で考えると「手軽に素早くカットしてさしあげる」ということも、ひとつの究極のサービスだと考えています。「自分が何ができるか」ではなく「お客さまが何を求めているか」にフォーカスしてきました。”
やられましたね。って話です。
15年以上前、修行中の身だった私は【10分カットで提供できる技術なんて、たかがしれている】【どうせ長続きはしないだろう】などという言葉を周囲から頻繫に耳にしていました。全ての理美容師がそう考えていた時代だったと思います。
いつの間にかこの企業がスタンダードなスタイルとして定着し、逆に懇切丁寧、時間も掛かるけどしっかりした技術を提供すると謳っていた一般的な理美容室は、あっという間に、それこそ、気がついたら追いつかれ、追い抜かれていました。かといってその当時の先輩方に対して「全然繁栄しまくっているじゃないですか。どういうことすか」と糾すこともないんですけどね。当時の修行中だった私も、そう信じていましたので。
この記事はまだ続くんですが、私もこの美容師さんの感じていることと似たような感覚をずっと持っていました。
もう時代は相当変わってしまったのです。低料金を打ち出して時間を売ってきているお店が、今の技術を更に磨きセンスを磨いてくるとすれば、当然のように以前の体制や考えでお店をやっていては、廃れていくのは目に見えて明らかです。
”北野 変えずに守るものと、変え続けるものとがあると感じています。お客さまの時間を大切にするという考え方は、ずっと変わらないと思います。
フランスの成熟した社会をみたときに、何十年後かの日本もこのような社会に近づいていくのかもしれないと感じました。そういう国では、お金よりも時間が貴重になってきます。日本もいずれそういう価値観が高まってくると思います。私たちのお店のように、サービスを手軽にすることで他のことに使える時間を生み出すビジネスも重要になってくると感じました。”
世の中が変わる時、静かに先駆者と言う人達が必ずあわられてきます。
最初はまず「笑われます」そして少しすると、「やめた方がいい」なんてことを周囲から言われます。
そのようなことを気にせず貫いていった人が、新しい時代の先頭に立つように思います。
人は保守的ですから、変化を恐れます。
しかし、変化を恐れて、周りを見ているうちに、取り残されて気がついた時は、すでに遅く、お店は廃業に追い込まれていきます。
「生き残る」には、時として自分の持っている物すべてに、疑いをかけて、残せるものだけを武器に、「お客様の為だけ」に、しないといけないことが美容師、美容室にはあると今は考えています。
私は低料金に店を変えるつもりは、全くないないですが、違った意味でのサービスはやってきていますので、これからもその姿勢は変わらず内容を深め、無駄な物は排除していこうと思っております。
全ては、美容室として生き残る為だけにです!