バスケットシューズと革ジャンにリーゼント
私の美容師修行はバスケットシューズと革ジャンを脱ぐことから始まり、リーゼントをやめる・・・そんなところから始まっていきます。幼いころに夢見た「プロ野球選手」少し智恵がついて来て「競艇選手」そんな、本気で目指していない「夢」が叶う事もなく、導かれたと言えば聞こえがいいですが、実際導かれるように美容師の道に入っていきました。17歳と3カ月の1月16日。成人式明けの寒い日でした。
昔話などする気はありませんが
この部分だけは、美容師として話しておかないといけないと思っていまして、まず最初に持ってきました。CAROLが好きで好きでたまりませんでした!
矢沢永吉はもっと好きでした!
美容室で仕事をする=リーゼントはまずい!このような図式が私の中に出来あがってました。それと言うのも、母親と一緒にパーマをかけに行ったところの、男性美容師が、ジュリー(沢田研二)のような格好だったからです。
まさに私が就職する2年ぐらい前に流行った曲に、「勝手にしやがれ」っていうのがありました。もうそのまんまでした。田舎もんの私は、しびれました!そして、美容師はこういうものなんや!そう素直に思ったのでございます。
出会いは完璧!しかし・・・プレッシャーは相当なもんでした。「おいおい、白のスーツかい」・・・
持ってないし!革靴?それおっさんが履くもんやろ・・・そんな感じ・・・
参ったな~正直、本当に困りました。なんせ、Tシャツに革ジャンとジーンズとバッシュしか持っていませんでしたから。
本当に田舎もんでしたから、見栄を張るんです!
エーちゃんの歌詞の通りにさまよう美容道
矢沢永吉のアルバムの中にA,DAYという歌がありますが、その中に
♪暗い闇の果てに、浮かぶ月の光、出逢う君に出会うまで、長い時が過ぎた・・・
そんな歌詞があります。まさにそんな美容人生だったのかなと、今思い返すと思えるのです。とにかく、髪の毛がキレイになるものを「追い求めてきた」そんな感じです。
背の低い子供の前に高い壁があると、向こう側が見えませんよね。でも、向こう側が見てみたいんです。それが好奇心ってやつなんですが、ずっとある部分の事は美容師として、みえねぇ~って叫んでいました
ここ最近は、ゆるくやっておりますが、それは納得できるものに出会えているからです。
本当に美容師を長くやってきて思うんですが、本物に出会う確率って相当低く、運がよかったなって思っています。この先どんどん化学も進化していくのでしょうが、髪の毛に関しては、やはりシンプルが一番だと感じてます。
美容師として、しっかりとした情報を更新していきたいと思って、このブログを始めました。