今日は少し真面目な話をしてみますね。
最近では完全週休二日にした当店ですが、美容師になってずっとがむしゃらに仕事をしてきた自分にとっては何か不思議な休日を過ごしていることある。
古くから教えられてきた日本人としての、「勤勉」さのような物なのか、とにかよく働いてきた方だとは思う。
昭和初期から30年代迄の生まれの人は特にそうだったかも知れない。40年代も少し入ると思うが、どんどん働き方は変わって個人差というか、会社のやり方が違ってきたのは、仕方ないと思う。
ものつくりは、国産から中国産に変わっていったし、おかげで物は安く手に入るようになった。それを一番最初にやったのは、今から50年ぐらい前に、アメリカのアップ社と言われているが、その真似を日本の企業もやって来た。
そう考えてみると、自分の年代は成長と共に、いろいろな恩恵を受けてきた事がわかる。
平成が終わって令和の時代になって、新型コロナもあって、世の中の経済がおかしくなってきた。
「ピンチはチャンス」など少数の人には言ってきている自分ですが、そんなことは多くの人が思える事ではないと感じてもいる。
でも、やはり今はチャンスだと思う。
第一の理由は、少し前のことを思い出すと良いかもしれない。
「マスクがなかった時のこと」は記憶に新しいですよね。あの時は値段の高いマスクに嫌気がさして、それでも仕方なく買ったと思いますが、今はどうでしょうか?ほとんど元に戻っていますよね。あの騒ぎはなんだったの?と思えるぐらいですが、以前販売されていたマスクより凄く使いやすくていい物も出回ってきました。
当然マスクを作る会社が頑張った事もありますが、世の中の急激な変化に対応するための痛みは少しあるけど、必ずいい方向に向くということだと思います。「人の価値観も変わってきました」
東日本大震災の時も、人の価値観が変わったと言われました。短い間で大きな変化がこの国や、世界的にも起きたと思って良いでしょう。こんな時は情報が入り乱れて気持ちがどうしても揺れ動いて、動揺する人達も多くいます。それをいつも狙っているように、おかしなデマ情報を流して行く人達も現実にいます。
なので今の時期おかしな情報に右往左往されないことの方が凄く大切だと、かたやまは思っています。
先日ある本の中に電通鬼十則というものがありました。見た時凄く懐かしい感情が蘇って来たので紹介します。
最近は何かと不調続きの電通ですが、電通と言えば大きな組織です。大きな組織だからこそ厳しい言葉が並べられていますが、これはいつ見ても素晴らしい言葉だと思います。実際一つでも実行し続けるだけでも何かキラッと光る人になるような言葉の連続だと思います。
勘違いしないで欲しいのは、会社が大きいとか小さいとかではなくて、やっていく事はシンプルだという事だと思っています。つまり同じです。
ただ、1万人とか社員がいる会社の社長の度量は計り知れないと思いますが・・・
電通鬼十則
- 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
- 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
- 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
- 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
- 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
- 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
- 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
- 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
- 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
- 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
どれもいい言葉です。
若い人は知らない人も多いかもしれません。今や少し廃れて来てる考え方かもしれませんが、この格言以上のものはあまりないのかなって思えるほどです。
鬼なる・・・いい意味での鬼・・・
今でも大切な教えのように思います。