辛いことをネタにする
辛いことや不快なことがあると、つい愚痴を言いたくなるものです。別に言ってもいいと思うのですが、聞いている相手はあまりい気持ちではないと思います。
100歩譲って、もし聞いてくれる人がいたら、相手の方に迷惑をかけていると思っていいです。
「迷惑」ってかけたらいけないよって、教えられてきてると思いますが、「迷惑」をかけながら生きてきたと、私は思っています。
ただ、「迷惑」かけっぱなしではいけないので、ある時から出来るだけ、「人の役に立つ」と言うことを心掛けてはいます。
さて、世の中には、色々な考えを持って生活している人がいますが、「楽しい事」は皆さん好きだと思います。「楽しむ事」を得意にしている人もいますが、同時に「嬉しい事」が好きな人もいると思います。
「楽しい事」が好きな人は「楽しい」を、「嬉しい事」が好きな人は「嬉しい」を、それぞれ基準にして生きています。
この二つは、似ているようで全く違うから面白いなって思います。
あなたはどっちでしょうか?
「嬉しい事」が好きな人は、人から何かしてもらった時に湧いてくる感情です。特別な時にプレゼントをもらったり、優しい言葉などをかけてもらうことが嬉しいし、仕事なんかで、上司やお客様から感謝されると嬉しいですよね。
でも、期待通りの反応が返ってこないと、怒りや悲しみなどの「嬉しい」とは対極の感情が出てきたりします。
「嬉しい事」が好きな人は常に相手の反応で一喜一憂しやすいと思います。
仕事などで一喜一憂していては、特に営業職の人などは、無駄の多い仕事なので、相当耐えられないことが続く場合があります。
自分の経験上はっきり言えます。なかなか相手に解ってもらえませんから・・・
一方。「楽しい事」が好きな人は、相手の反応はあまり関係ないタイプですから、恋愛なんかも自分が相手を好きになったのだから、それでいい。
仕事なんかも、「楽しい」を基準にしているから、少々のことは我慢できてしまう。自分が「楽しい」を基準にして楽しんでいるから、一喜一憂することが少ない。
大抵の人は、「嬉しい事」が好きだと思います。
これは子供の頃から、親に何かしてもらう事で生きてきたからです。
そんな子供が成長する過程で、友達や趣味、恋人などの、自分なりの楽しみを見つけ、徐々に親離れをしていきます。
この「親離れ」が上手くいかないと、大人になっても「嬉しい事」だけが好きな大人になっていくのかなって思います。
親の顔をうかがってやりたい事も言えないままで大人になったり、家族が心配するからと言って、好きなことを我慢したり・・・
相手の反応が気になるのは、仕方ない事なのですが、それは、家族であっても、心のどこかに、「嫌われたくない」と言う感情が潜んでいるからです。家族の中でそうならば、社会に出て「人の顔色をうかがう」人間になるのは明らかです。
そういう感性は、社会に出た時に多少は必要だと思いますから否定はしません。みんな持っていますからね・・・
さて、「楽しい事」が好きな人のはどうなんでしょう。自分の楽しいが基準になっている人は、周りの心配をよそに「フ―テンの寅さん」的にまた「自分探し」と称して冒険旅行に出たり、道楽的な生き方をして困った所もあります。
世の中はバランス感覚が大事だと思うので、私が思うに、ストレスが多い世の中になって、「嬉しい事」が好きな人は要注意した方がいいと思っていますね。
辛いことや不快なことをネタにして笑いに変えられる人はそう多くいませんが、
「楽しい事」が好きな人達と友達になったり、一緒にいたりすると、自分が失敗したり言いたい事を言っても、まず「嫌われません」
そんな体験が凄く大事だと思います。
私はそんな場作りを心掛けて自分も成長していこうと決めています。