「生きとし生けるものに感謝しないとバチがあたる」
ある日、私は、家の裏畑で一匹のミミズにおしっこをかけたときのことです。
翌朝起きると、おちんちんが、腫れてかゆいのです。
ばあちゃん、ちんちんがかゆい、というと
「あんたは、ミミズに小便かけたやろ」
ばれた・・・あんた「バチがあたったんよ」
バチ?
「あのね、弱いミミズに小便をかけるとミミズが怒って毒をだすんよ」
私はまだ小学1年生「嘘やろ」まったく信じていません。
しかし、ばあちゃんは、おしっこをしたところに行って、
ミミズを掘り出し水で洗い出したのです。
するとどうでしょう。
なんと・・・腫れもすぐ引き、かゆみも止まったのです。
「不思議ですよね」
でも私は、まだ完全には信じていなかったのです。
2年後、又、ミミズにおしっこをかけたのです。
ちょっと勇気を持って。
すると又腫れた。
こうなると、もう、ある意味「恐怖」です。
ミミズのたたりです。
ばあちゃんに話すと、黙って、また、水で洗っていました。
そして、治るのです。
あなたは、どう思います?
とても信じられないかもしれませんが、事実です。
私はそれ以来、「バチはあたる」という言葉をミミズを見ると思い出します。
ばあちゃんは「悪いことは悪い」と、
私のことをほうきでしばきあげるような部分もあったけど無言で、
汚いミミズを洗ってくれた。
ばあちゃんは、生き物を大切にしなさいというのを無言のうちに教えていたのでしょうが、
その後も私は虫をいじり、いろんな悪さをしながら
「命」の大切さを知っていきました。
しかし・・・ミミズほど自分の体に影響を及ぼした物はありません。
そう、「バチはあたるのです」
今の時代、外で遊ばなくなったって嘆く人がいますが、
それはそれで外で遊ばなくてもいい時代になっているのかもしれません。
テレビゲームが悪いって言っても、
大人だって好きな人はやるんですから・・・
それだけ、これからの時代は、そういったものを使いながら、
子供は新しい時代を生きていくのだと思います。
どうでしょうかね?
つづく